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中年になり、痛風、脂漏性皮膚炎、椎間板ヘルニア等に悩み、親の介護も始まり、自分も周りも病気(やまいだれ)ばかり。せっかちで小心者な私(ゴンドラ)がぼやきます。
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    プロフィール
    ハンドルネームゴンドラ
    性別男性
    職業自営業
    趣味映画&音楽鑑賞
    自己紹介
    東京都生まれ、2007年より千葉県北西部在住の四十過ぎ男。
    ブログを書くきっかけ
    病気は誰でも不安です。そんな時、他の方の病気の情報や闘病記などのブログや掲示板に、とても勇気と力を貰いました。
    私のようなちっぽけな存在でも誰かの役に立つと信じています。
    ロゴマークに込めた意味
    気が小さく、臆病な人でも、真っ赤に燃える太陽のように、明るく前向きに病気と一緒に生きていけば、笑顔で毎日が過ごせるはず、と言う意味を込めてデザインしました。
    コメントありがとうございます
    [03/29 整体稼業]
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    母は本当に中程度認知症なのだろうか?
    実母をちょうど一年ほど前「軽度認知症」と診断したのは、もう50年近く付き合いのあるかかりつけ医(今は息子さんのB医師に代替わりしているが)。一応、「心療内科」「物忘れ外来」の看板は出ています。

    父親(夫)と同じ顔の人が何人も見える?
    今年の4月頃「中程度認知症」と診断が変わった。ある日突然、母から電話がかかってきました。
    「お父さんと同じ顔の男の人が家にいる」
    「でも、その男は自分は夫だと言う」
    「私はお父さんだと思えない。怖いからすぐ来て欲しい」
    こんな感じで、私と妹は片道二時間かけて飛んで行きました。

    幻視と言うらしい…
    認知症の症状の一つに「幻視」と言うのがあり、かなり重い症状であるのは本で読んで知っていました。実際に母に会って話を聞くと、一日の中で数回は本当の父がいると言います。でも、殆どが父に似ている男がいると。でも、その男を追い出すわけでもなく、買い物を頼んだり、食事を作ったり、部屋は別ですが一つ屋根の下で寝ています。これが1か月近く続いたある日…

    父が入院した途端に症状が無くなった?
    6月中旬のある晩、父が夜中に屋外で転倒し、大腿転子部骨折になり1ヶ月の入院をすることになりました。すると、当然「あの男」はいない訳で、母の幻視症状は全く無くなったのです。その上、何となく「うつ」のように気分の下がっていた精神状態も上向きになってきました。

    認知症治療薬が変更に…
    その頃、アルツハイマー治療薬が『アリセプト』から『メマリー』に変わりました。かかりつけ医は「薬の効果が出てきた」と言い、私たち家族も安堵しました。
    しかし、私には疑問がありました。母は以前から物忘れの類はありませんし、料理の味も変わらず、ただ気分が落ち込んで「やる気が出ない」「死にたい」と言うだけ。これでも中程度認知症と言うのかと。

    父の退院に合わせて、また変化が…
    約3週間の入院が終わろうとした頃から、母の症状が戻り始めました。その頃の母は「私が全部お父さんの面倒は看られない」「私だって死にたい」と言い出しました。

    私の見立て…
    こうなることは私には予想できていました。私の見立ては「軽い老人性うつ病」でしたから、かならず戻ると。
    二年前に体調を崩し長年勤めていた仕事を突然辞め、その後すぐに顔面神経痛、肘骨折、緑内障手術、親しい知人の相次ぐ死、大嫌いな大地震と、母には辛い試練が連続していたからです。しかし、かかりつけ医はほぼ否定しました。

    私の秘策…
    そこで、私は認知症治療でない方法を取りました。それは「介護保険認定」を受けることです。
    父の骨折は数ヶ月のリハビリが必要なのはわかっていましたから、上手く父の退院までに介護保険の認定が受けられれば、母も安心できるだろうと考えたのです。そして、運良く退院後一週間で介護認定が受けられ、リハビリが始まったのです。

    介護が始まったらピタリと無くなった!
    ヘルパーさんたちによる父の介護が始まると、母の「幻視」は一切無くなりました。また、気分も上向きになり、声も明るくなり、「死にたい」など言わなくなりました。むしろ、父の入院前より良い状態です。これは何を意味するのか考えました。

    精神科医の「物忘れ外来」を受診することに…
    私は母の病名をきちんと見極めるために、知合いの紹介である精神科医の「物忘れ外来」を受診することになりました。問診、脳のMRI撮影、血液検査等を受けた結果にビックリしました。

    まず、医師が注目したのは…
    A医師によると、確かにMRIでは脳の一部に萎縮が診られるが、これをアルツハイマー型認知症とするのは、医師によって差が出るほどの差異だそう。
    そして、A医師が注目したのが、幻視が無くなった後の状況がむしろ良くなっている点でした。

    次に、医師が注目したのが…
    料理の味が変わらない点。一般的な認知症では、まず料理を作れなくなることが多いらしい。料理って、材料を選択し、順番通りに材料を切って調味、最後はお皿に並べると言う実に複雑な工程が必要だから。それが母は料理の味も変わらないし、分量もきちんと量れる。そんなことも認知症と診断するには総計だと言うことらしい。

    老年性精神病…
    普通の認知症では幻視が無くなった場合は、ほぼ間違いなく認知症が進むのにそれが無いことと、脳の萎縮の程度を考慮すると、病名は老年性精神病、簡単に言うと、急に受け入れにくい環境が押し寄せてきて、それを受け入れられない、受け入れたくないと言う気持ちが、一番身近な夫を認めないと言う方向に向いたのではないか?と言うことです。これには私や家族も目から鱗でした。

    血圧降圧剤の副作用…
    更に、本来高血圧で積極的な性格が、血圧降圧剤の服用で抑え込まれたような感覚になる患者がいて、それが嫌で降圧剤を飲むのを止めちゃう患者もいるそう。
    「自分はどんどんやりたい、やれるはず」なのに、副作用で「やりなくない、やれない」と諦めさせられちゃう訳ですね、その部分は、精神科の薬でコントロール可能と言われました。


    今後は、かかりつけ医のB医師に、「メンタル面は知合いの精神科医に診せます」と告げて、認知症治療の部分もB医師からA医師に切り替えるつもりです。それにしても、認知症って難しいですね。


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    介護―現場からの検証 (岩波新書) [新書] 結城 康博 (著)
    親の入院・介護が必要になったときに読む本 [単行本] 豊田 眞弓編著 (著)
    患者と家族を支える認知症の本 [単行本] 長谷川 嘉哉 (著)
    認知症なんでも相談室―認知症の人への対応がよくわかるQ&Aブック [単行本] 三宅 貴夫 (著)

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