渡瀬恒彦、森進一の両氏は集まった報道陣に言葉を残すことなく、足早に会場を後にしたが、浅丘は「2人から電話があって、来てくれると思わなかったし、優しさがうれしかった」と話した。
森進一はこの日の午後FAXで「彼女と過ごした歳月にはもちろんたくさんの思い出がありますが、私にとりまして、時には姉のようでもあり、また、妹のような存在でもありました。共に支え合って過ごした日々への思いを込めて、人生を純粋に生きた彼女に、心の中で『お疲れ様、ありがとう』と声を掛けました」とコメントを発表した。
"大原さんとは30年来の友人で、家族ぐるみの付き合いもあるという浅丘ルリ子が友人代表として祭壇の前に立った。「ここ数年、何度も言い争いになって距離を置いていた時期もあった」と切り出した浅丘は、「夜中に電話がかかってきて、人様への不平不満を言い続けるだけの電話。もう麗子からの電話には出たくないって思いました」と告白。それでも、飾られた大原さんの写真を見つめると、「あなたがどんなに拒否しても“姉”としてちゃんと受け止めてあげるべきだった。本当にごめんね麗子」と心情を吐露。「今こうして再びあなたに話しかけていると、もう何のわだかまりもありません。優しさ、かしこさ、可愛らしさだけを思い出しています」としみじみ語り、最後に「私の妹、麗子へ。心安らかに眠ってください」と別れを告げた。