新型インフルエンザの拡大が懸念される中、日本ユニセフ協会(赤松良子会長)は16日、東京都港区のユニセフハウスで、正しい手洗い方法を楽しく伝えるため考案した「世界手洗いダンス」を発表した。
協会によると、世界で年間880万人の子供が下痢性疾患やマラリアで死亡。このうち100万人の命が正しい手洗いで守れるという。ユニセフや世界銀行は昨年、10月15日を「世界手洗いの日」に定めた。
振り付けを考えたのは、世界的ダンサーの森山開次さん(35)。世界保健機関(WHO)の基準に従い、聖路加看護大の小口江美子教授が監修し、指の間や忘れがちな手首もしっかり洗えるよう工夫した。この日、森山さんは2~10歳の子どもたちで結成した「世界手洗い子どもダンサーズ」とダンスを披露した。
公式サイト(http://handwashing.jp)で登録すれば、手洗い方法を掲載したリーフレットなどが無料でもらえる。10月15日には東京や神奈川、兵庫でイベントを開く。【馬場直子】